中小企業診断士になって2年間の報告

中年サラリーマン 中小企業診断士

再開と2年間全力で走ってみた報告

こんにちは。
ブログを約2年ぶりに再開します。 この2年間、いろいろなことにチャレンジしてきました。
今日はまず、簡単にそのご報告から始めたいと思います

この2年間で取り組んだこと

補助金事業の支援

いわゆる「事業計画書」の作成支援です。
事業が採択されれば、企業側にとっては大きな資金支援が得られます。

ただ、正直に言えば、私自身の海外ビジネス経験や経営経験を存分に活かせる仕事ではありませんでした。
これは、多くの診断士の方々が十分に対応できる領域だと感じました。


診断士協会のマスターコース受講

これは非常に有意義でした。
学べる内容そのものも素晴らしいのですが、
それ以上に「環境」「人脈」「視座の拡大」といった目に見えない収穫が大きかったです。


コーチング

現在も継続して学んでいます。
コーチングの世界は想像以上に奥深く、自分自身を見つめ直すきっかけにもなっています。


本業(海外経営)

本業では、サプライチェーン再構築に向けて、東南アジアを中心に取引先の開拓を進めました。
また、中期的な成長戦略として新たな商品展開や現地企業の事業承継にも着手しています。

資格に価値はない、自分に価値をつける2年間

中小企業診断士資格も、コーチング資格も、それ自体に本質的な価値はありません。
これらは独占業務のある資格でもないですしなおさらです。

この2年間を通じて、改めて痛感したのは、
「本当に問われるのは、資格ではなく、自分自身が提供できる付加価値である」
ということでした。
つまり、資格や肩書きではなく、
「自分が誰に、どのような貢献ができるのか」
この一点こそが、自分自身の市場価値を決定づけるのです。

また、この2年間で、私は多くの大企業出身のシニア人材が、ジョブ型ではない日本的な雇用慣行に甘え、
自らの市場価値を正しく認識できないまま転職し、短期間で戦力外となり、早期退職に追い込まれる姿を目の当たりにしました。
この現実を通じて、
「自分の武器をどこで磨くのか」「どう強みを築き続けるのか」
これを常に意識して行動しなければならないと、強く感じるようになりました。

コンサルタントとの接点から学んだこと

私は雇われ社長という立場ですが、経営に関するコンサルティングサービスは、基本的に不要だと考えています。
そもそも、経営に関して外部の助けを必要とする経営者は、自ら身を引き、次の優秀な後任を探すべきだとすら思っています。

もちろん、すべてを自分一人で完結できるわけではありません。
自分が知らない領域や、専門的な事項に関しては、その道のスペシャリストの知見を借りたいと感じる場面もあります。
しかし、昨今の目覚ましいAI技術の進展を考えると、「専門知識を持ったコンサルタント」に依存する必要性は、今後ますます薄れていくと予見しています。

とはいえ、これまで中小企業診断士のコンサルタントの方々と接する中で、多くの知見や新たな視点を得ることができました。
日々の経営に追われる中では気づかない「別の角度」からの示唆には、心から感謝しています。

これからのテーマ:異文化と海外経営

今後、このブログでは「海外経営」、特に「異文化との向き合い方」をテーマに、リアルな経験を交えながら発信していこうと思います。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

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