本日は2次試験のタイムマネジメントについて話していきます。
2次試験の試験時間は80分です。
80分と聞くと長いと感じかもしれませんですが、実際にはかなり短いです。
理由は思考時間が思った以上に取られるためで、情報整理→問題ー情報の擦り合わせ→回答骨子作成と一連の思考プロセスを失敗が出来ない中でおこなう必要があるためです。
タイムマネジメントは受験生によって千差万別ですが、大事なのは一度決めた時間配分で本番もおこなうことです。
もし時間配分が崩れた場合、結果的に時間が足りず回答が書ききれないなどの事故が生じる危険があります。
下記の例は私のタイムマネジメントの例です。
事例Ⅰ~事例Ⅲのタイムマネジメント
試験時間 | 設定時間 | 手順 | 内容 |
0-8分 | 8分 | 設問確認 | 設問内容を把握、レイヤー、使うキーワード、回答型を設定 |
8~20分 | 12分 | 与件文確認 | 与件文を読み、SWOT、各設問に対応する与件箇所をマーク |
20~40分 | 20分 | 回答骨子作成 | 白紙に各設問の回答骨子作成。 重要キーワードの抜け漏れや重複がないか確認 |
40~80分 | 40分 | 回答記述 | 答案用紙に回答を記述 |
事例Ⅰ~Ⅲはこの流れです。
私は特に文字を書くのが遅かったので多めに時間を取りました。
回答骨子作成=思考パートになるのですが、本番では設問1つくらい骨子が作れず。
しかしながら、試験時間が40分を過ぎたら答案用紙に回答記載を始めて、骨子が作れなかった設問は他の設問の回答を記載しながら頭の中で考えて対応しました。
でも、回答を書ききった後に回答内容に誤りがあり、残り1,2分で消しゴムで消して回答を書き直すのは手が震えるわ、心臓バクバクになるわでかなり焦りました(笑)
事例Ⅳ(財務事例)のタイムマネジメント
試験時間 | 設定時間 | 手順 | 内容 |
0~1分 | 1分 | 設問把握 | さらっと各設問の内容を確認(経営分析かCVP問題か等) |
1~5分 | 4分 | 与件文確認 | 与件文を読み、SWOTチェック |
5~20分 | 15分 | 設問1 | 経営分析を解く |
20~25分 | 5分 | 設問4 | 最後の論述問題を解く |
25~40分 | 15分 | 設問2 | CVP分析等の意思決定会計問題でない方を解く |
40~80分 | 30分 | 設問3 | 最後に意思決定会計(NPV)を解く |
事例Ⅳの王道は設問1→設問4→設問2→設問3(最後に意思決定会計問題)
ただ、設問2、設問3どちらが意思決定会計の問題がわかりませんが、絶対最後に意思決定会計問題です。
ぶっちゃけ意思決定会計問題は捨てても良いですが、意思決定会計の公式くらいは書いた方が良いです。白紙で出すよりも公式書くだけで加点は貰えます。
最近は事例Ⅳの試験難易度が年々上がっているため、意思決定会計の問題も恐ろしいほど難しくなってきています。
受験生のほとんどが対応できないような難易度なので、意思決定会計問題捨てる前提で行っても私は戦略的にはありだと思います。
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