事例Ⅰは組織・人事の事例で皆さん他の事例よりも苦手意識は低いのではないでしょうか?
一方で本番では1番目の事例の為、ここでうまくできなかった場合は残りの事例に尾を引くことになります。
下記、私がファイナルペーパーでまとめた内容を共有したいと思います。
事例Ⅰの大前提
①題材を確認しよう(事業拡大?組織再編?第2創業?)
②回答すべき方向性、回答すべきではない方向性を明確にしよう
事例ⅠのA社の題材(テーマ)が何か確認するのは非常に重要です。
これは中小企業白書を読むことで、中小企業の直面している問題点、課題に沿った題材になります。
事業拡大、組織再編、第2創業と言った題材や他に事業承継問題は日本社会の大きな問題ですが、事例Ⅰでも過去取り上げられています。
次に回答すべき方向性、回答すべきではない方向性を明確にすることですが、
回答すべきではない方向性として例えば「リストラによる人員削減」などは明らかにNGです。
また、基本中の基本ですが、組織・人事事例ですので、テーマが事業拡大でも、回答を事例Ⅱのマーケティング寄りの内容にすると加点されなくなります。
レイヤー
レイヤーとは設問がどのテーマについて問われているのかです。
事例Ⅰで多いのは「組織構造」に対する設問に対して「人事制度」の回答をしてしまったりとレイヤーを間違えてしまう事に起因します。
じゃあ、レイヤーは一体いくつあるのか?ですが、
私は事例Ⅰの場合、以下レイヤーを頭の中で設定していました。
事例Ⅰ:5つのレイヤー層
1.企業文化、ビジョン | 企業理念、企業文化の浸透や危機感の共有 |
2.経営戦略 | SWOT分析、〇〇戦略、ダナドコ等 |
3.組織構造 | 機能別、事業別、マトリックス、プロジェクトチーム等 |
4.組織活性化 | 組織活性化と意思決定迅速化 |
5.人的資源管理 | 人事制度 |
設問の内容を確認し、まず問われているのがこの5つのレイヤーのどれか判断する必要があります。
多く使われれる重要切り口、キーワードやテーマ
切り口①「理系の指示流石た ぎに」
過去10年で多く使われたキーワードやテーマで、とりあえず無理やりな語呂を使って覚えました。
私は本番でもまずこの重要キーワードが当てはまるかチェックしていました。
り | リスク分散 |
け | 経営資源 |
い | |
の | ノウハウ蓄積 |
し | シナジー |
じ | 事業継承 |
さ | 差別化集中 |
す | SWOT |
が | 外部連携 |
た | 多角化 |
ぎ | 業態転換 |
に | ニーズ |
切り口②ダナドコ
切り口③ヒト・モノ・カネ・情報
切り口④長期活動(ノウハウ蓄積)ー短期的活動(ノウハウ蓄積不可能)
切り口⑤臨時的組織体制ー継続的な組織体制
本番だと焦るので重要キーワードさえも直ぐに頭から出てこないんですよね。
是非、工夫して覚えてください。
さいごに
次回はレイヤー毎のいくつかの重要事項を説明いたします。
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