事例Ⅳは事例Ⅰ~Ⅲと試験の内容が異なりため、勉強方法も変える必要があります。
また、この科目が出来るかどうかで合否に大きく関わるため、合格者の多くの方がどの事例よりも多くの時間をこれに費やしているかと思います。
私もその一人でした。
基本的な試験攻略方法
1.解く順番
事例Ⅳの鉄板は設問1→設問4→設問2→設問3です。
設問1「経営分析」
設問4「記述問題」(80字が多い)
設問2「セールスミックス」「CVP分析」「企業価値」等の問題
設問3「意思決定会計(NPV)」
近年、事例Ⅳは非常に難易度が上がっているため、意思決定会計が特に難しくなっています。
正直なところ80分で全問解ける難易度じゃないなと言うのが正直な感想です。
よって、少なくとも設問1、設問4を確実に点を取ることで足切りの40点を回避し、設問2で合計60点を目指すのが現実的な作戦かと思います。
2.学習方法
「毎日こつこつ勉強する」
学習方法はこれしかありません。過去問を引っ張り出してきて、まずは設問1と設問4を毎日解きましょう。事例Ⅳは他の事例と異なり、とにかく毎日やることが大事です。
重要ポイント(とても基本で大切な事)
①タイムマネンジメントの確立
事例Ⅳはタイムマネンジメントが最重要です。
あなた自身のタイムマネジメントを決めてください。
参考までに私の場合は
「設問1の経営分析は20分までに完了、設問4、設問2も試験開始40分までに終わらせて、残り40分で設問3を解く」
まあ、本番は無理でしたが、、、
②損益分岐点売上高は営業利益ベースか?経常利益ベースか?
引っ掛けではないですが、問われている利益が何についてかしっかり設問確認してくださいね。
簡単な点で間違い加点されないのはとても痛いので。
③単純計算ミスしないように2回は計算チェックする癖をつける
電卓は使えますが、掛け算、割り算、足し算、引き算を単純なミスで間違えた事ありませんか?
練習なら良いのですが、本番でやってしまうと絶望してしまいます。
2回計算しても言うほど時間消費しません。確実に計算しましょう。
④設問をしっかり読もう。
私は模試で損益分岐点比率が問われているのに損益分岐点売上高を回答するミスをしました。
設問をしっかり確認せずCVP問題=損益分岐点売上高を問われていると勝手に判断したんです。
模試でこんな基本的な事すら出来ていなかったんだと言うことに気づけて良かったのですが、しっかり設問で問われているのが何か確認しましょうね。
⑤記述問題で「財務指標」と問われたら具体的な指標を書くこと。
記述問題で財務指標を示し回答すること。の場合、有形固定資産回転率等の具体的な指標名、数値を挙げて回答する必要があります。
⑥意思決定会計問題は差額キャッシュフローが基本
意思決定会計については後々詳細を書くとして投資後と投資前の差額キャッシュフローを評価し投資判断します。
おわり
次回は最頻出問題に関して具体的な説明をします。
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