管理職の転職 一番抽象的な役職だからこそ要求される必須能力「具体化・抽象化思考力」

キャリア戦略


TVが不要になった現代

最近、皆さんが情報を取得する媒体は何でしょうか?
Youtubeは凄く便利ですよね。
私はオーストラリアにいますが、少なくとも日本の情報も容易にアクセスでき、取得可能です。
地理的なデメリットはありません。


さて、皆さんPIVOTのこちらの番組を観た事ありますか?
日本経済に関して有識者の方の素晴らしい考えをお聞きする事が出来ます。

一方で下記のような批判的な意見も見られます。

冗長な言い回しで横文字やポジティブっぽい単語を並べ立てて、結局大した事言ってない連中つまんねえなぁと思った

三人のゲストが虚構にしか見えない。こんな人達の下で働いてる従業員に同情しかない。

結局こーゆー人達って、らしい言葉を選んで話してる感じ。 意識高い系と思い込んでる人達がわかったフリしてきくだけ。

日本人素晴らしい話って大体この手の話に入ってくるけど、抽象的で結局分かりやすいからで、生産性ないよね。

あなたはいかがでしょうか?同じような意見でしょうか。

長く同じ企業で働くと衰え、転職では求められる絶対的な思考能力

批判的な多くの方は「自分が経験、知っている内容でなければ理解できない」方たちです。
つまり、先のような経済全体な話は絶対に満足できず、このような経済人の方々が事象を100個、1000個個別に話してくれないと理解できないのです。

じゃあ、なぜ出来ないのでしょうか?

具体的な事象の抽象度を引き上げる、もしくは抽象的なものをより具体的な事象に引き下げる思考プロセスを持ってないのです。

これは転職者にとって最も重要な思考プロセスです。

あなたが今まで経験した内容(具体的)
↓(抽象化)
どこでも使えるようツール化
↓(具体化)
転職先のメンバーにやってもらう(指示等)



また、転職活動においてもあなたは包括的・多様な職務がある管理職の実績や能力を、求人企業にたいして抽象度を上げて相手がわかるように説明する必要があります。
なぜなら細かい話をしているととても冗長的になり、または理解されず、相手があなたをコミュケーション能力がない方だと判断されます。

一方で同じ企業、同じ部署で長らく働くとこの思考力が落ちる環境となるため、転職を検討するのであればしっかりトレーニングを行う必要があります。

参考書:「具体?抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (PHPビジネス新書)

転職先にいるあなたのチームを

転職先で管理職として採用された後、あなたはそこで働いているスタッフや同じ管理職とコミュニケーションを取る必要があります。

当然ながらあなたよりもその企業で長く働いている従業員の方々とコミュニケーションを図り、自分のやるべき戦略を策定、そしてそれを経営層やチームメンバーに伝わるように言語化する必要があります。

ここであなたが取るコミュニケーション、言語化内容が経営陣向けと自分のチームメンバー向けに同じであると大きく失敗する可能性があります

大企業流に抽象度が高い内容で説明しても、チームスタッフはこう思うでしょう。
「ああ、こいつも結局大企業出身の使えないやつか」

等の失望を受けるリスクがあります。
これはなぜがご理解できますか?

「具体化←→抽象化する思考プロセスを日常的にする人はとても少ない」

また、感情的にも普段使われない言語を使用する事は、あなたは管理職として彼らに寄り添う事が出来ない何か偉そうな奴となるのです。


異なる企業文化で働くにはこの具体化・抽象化思考は必須であり、これが円滑なコミュニケーションの土台となります。
ご自身が十分に資質がある、もしくは第3者の意見を聞けるのであれば確認し、問題なければ転職活動を始めてください。

転職した先で失望を受けることがないよう、十分にご準備ください。


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