「会社の将来性が見えなくなってきたので転職をすべきか。でも、転職を失敗したくない」
転職に踏み切る前にこのブログで一度ご自身の現状を整理されることをお勧めします。
安易な転職に走ると
・私は10年以上働いた会社が不祥事でガタガタになり将来性が無くなったため転職。
・業界で大手の外資企業に転職、収入アップするも1年で辞める。
しかも、この外資企業は経営トップのプレゼン力も高く非常にメッセージ性の高い将来のビジョンを話してくれて方向性が明確でした。
でも、辞めちゃったんですよ
将来性が不安で転職して、転職先は将来性が明確なのに辞めたんです。
理由は仕事が簡単すぎてキャリアの積み上げが出来ないから。
でも、おかしいですよね?転職の動機は「会社の将来不安」だったのに
妻に呆れられました。子供達にもまた?みたいな顔されました。
しかも、次の転職先は家族残して海外で単身で行くと(笑
この転職の失敗は単純に自分自身のキャリアプランと、自身が働いていた(これから働く)会社を分析できていなかったことに尽きます。
将来性のある会社とは?
私が雇用者として働いている企業に対して将来性ないと感じた事や、雇用主として企業再生で雇われ社長の立場で感じた事業が上手くいっていない企業の特徴です。
一つだけ言えることは「全員が全員満足できる企業はない」です。
素晴らしい将来ビジョンを掲げる社長が、実際の事業運営ではそれほどビジネスに関心はなく、部長さんは従業員の声を無視し、非効率な業務を続けているなんてよくある事です。
また、経営トップ交代で突然社内の雰囲気や方針が良い方向・悪い方向とも急変する事もいくらでもあります。
その他の背景として日系企業は年功序列、終身雇用制の弊害として幹部従業員がその役職に必要とされる十分なマネジメント知識・スキルを持っているかと言うと残念ながら少ないと言わざるを得ません。
よって、不満点が全くない企業は存在せず安易に転職に走った場合私のように転職を繰り返す危険があります。
ハラスメント、不祥事、会社倒産危機と言ったご自身のご健康に関わる問題や収入が突然失われる場合は一刻も早く転職すべきですが、そうでない場合は少しだけ自分と向き合ってみませんか?
自分自身と向き合う2つのこと
とても簡単なことをやりましょう。
ここで多面的で非常に専門的な事を言われても、その時点でやる気なくしますよね。
・自分の将来について(10年後に何をしたいのか?)
・自分の強みについて(さらに磨いていくことは何か?)
これメモ書きでも何でも良いのでまずは文字にしてみてください。
文字によって可視化する事がとても大切なのです。
そして、それをファイルにして保存。たまに読み返すのです。
そして、「自分の将来目指すことが今の企業で達成できるかどうか?」を基準に転職などの判断してみてください。
ご参考までにこれが私自身が作成したものです。決まった型はなく、ご自身の言葉で満足できる将来像を書きましょう。
おそらく既にご活躍している方は鼻で笑うかもしれませんが、これは他人に見せるものでもないので良いのです。自分が納得できるためのものなのだから。
ご自身がそれほど強みと感じていないスキルや経験は他の方や他企業にとって非常に貴重なものであることが多々あります。もしご友人やご家族など身近な方に率直な意見を聞くのも新たな発見になるかと思います。
さいごに
あなたを中心としてみた場合、企業と自分自身は以下の関係です。
企業 | 外部環境 |
自分自身 | 内部環境 |
重要な点は外部環境はコントロールが難しいですが、内部環境は自分自身でコントロール可能な事です。
であれば、まずは自分自身を正しく導くための整理をすることで未然に失敗を防ぎ、大きな成功を得る確率があがります。
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